<<05 12345678910111213141516171819202122232425262728293007>>

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ATP、味情報伝達に大きな役割

味情報の伝達に関して、新たな知見が得られたようなので、その研究の紹介です。

口腔内の味蕾(taste bud)で受容された味物質は、活動電位というデジタル信号に置き換えられ、味覚神経を介して脳へと情報を送くられる。

味蕾と神経の間の神経伝達物質はセロトニンであると考えられていましたが、それを覆す研究が2005年、Scienceの310号にて発表されました。
機能的セロトニン受容体を欠損した遺伝子操作されたマウスは、味覚刺激を正常に読みとっていました。
すなわちセロトニンは神経に味の情報を伝達するのに関わりがなかったということです。

Finger (2005)たちは、これらのシナプスで機能する別の候補の神経伝達物質であるアデノシン三リン酸(ATP)を調べました。

ATPに対する2種のイオンチャンネル型プリン受容体(P2XおよびP2X)を欠損するマウスは、味覚神経における味覚刺激に対して反応を示しませんでした。
さらに、これらのマウスは行動実験において、ある物質に対して他の物質よりも嗜好を示さなければならない状況で嗜好を示しませんでした。

味蕾を刺激すると味蕾からATPが放出されることを考えあわせると、これらの結果から、ATPがこれらのシナプスでの実際の神経伝達物質であると言えます。

味蕾、味細胞の段階での味受容のシステムも完全に解明されたわけではありませんが、近年の多くの研究より解明がなされています。それに対し、中枢系に情報が伝達されるまでや、中枢でどのように味情報が処理されているのかという研究はまだまだ少なく、わからないことだらけです。

ATPはエネルギーを要する生物体の反応素過程には必ず使用されているため、多種多様な働きをしています。興味のある方は下記にリンク貼っていますのでご覧くださいな。

関連情報リンク
ATPについて

Finger TE, Danilova V, Barrows J, Bartel DL, Vigers AJ, Stone L, Hellekant G, Kinnamon SC(2005).ATP Signaling Is Crucial for Communication from Taste Buds to Gustatory Nerves,Science, 310,1495-1499.


味覚を科学しよう!てなわけで応援(クリック)お願いしま~す
スポンサーサイト

-:inano
軽く読んだだけやけど、なかなか面白かったです。個人的にはATPとかのミクロなとこが詳しく知りたいです。気が向いたら書いてくださいね。

trackback

comment

inano

軽く読んだだけやけど、なかなか面白かったです。個人的にはATPとかのミクロなとこが詳しく知りたいです。気が向いたら書いてくださいね。

  • 2006/03/08
  • URL
  • edit

<<ポテトのアンチョビマヨソース和え HOME TOP 青葉(台湾料理)>>
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。